●単動式傀儡−タンドウシキクグツ−

通称、カラクリ。

濃度の高い根を含んだ芯造と、特殊な合成繊維の皮膚と筋肉を持ち、祈祷により動力を得る傀儡のこと。

見目の美しい者は愛玩用に、力のあるものは労働用にと、用途に応じた単動式傀儡がある。

基本的に男性型のカラクリしか作られない。


●祈祷−キトウ−

単動式傀儡の動力源。

傀儡は日に数回、視覚または聴覚から吸収することで芯造に力を蓄える。

各流派により吸収の方法は異なっている。


●傀儡師−クグツシ−

神議官の末裔であり、根を持つカラクリを製作することのできる異能者。

各流派による見目の違いはあるが、使用する合成繊維の皮膚と筋肉は同じ。

方法は違えど、彼らの最終目標は、自らの意思を持つカラクリを作ることである。


●修理師−シュウリシ−

カラクリを修理する異能者。

傀儡師に成り損ねた者が選ぶ道であり、盛りを過ぎた傀儡師の第二の職でもある。


●操者−ソウジャ−

単動式傀儡の絶対的な主。

半手動式傀儡は操ることが難しいため、傀儡師が主を兼任している場合が多い。

主として登録されるのは、第一操者と第二操者の二人、暫定操者は一人まで可能。

暫定操者の設定は第一操者のみに限られ、有効期限も第一操者に決定権がある。


●半手動式傀儡−ハンシュドウシキクグツ−

単動式傀儡とは違い、芯造にほとんど根を持たない。

そのため、傀儡師が操る複数の操糸から情報を拾い集めて四肢を動かす。

行動範囲は操糸の長さによるが、後期のものになると遠隔操作が可能。

身体能力に男型、女型の区別はない。


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